タイトルの通りFXトレード「加ドル円 +44.7pips」の解説をします。
このトレードは10月2日(月)〜10月3日(火)のトレードです。
トレード全般において重要な点は前回記事で書いたので今回は割愛させて頂いて、今回は「エントリーのタイミング」にフォーカスして説明していきます。
トレード結果
まずはトレードの全体像です。以下の15分足チャート画面をご覧ください。

通貨:CAD/JPY
オープン日時:22:00(10月2日)
タイプ:売り
オープン価格:109.935円
指値:109.430円
逆指値:110.085円
決済日時:10:11(10月3日)
決済価格:109.488円(+44.7pips)
エントリー直後に勢いよく下落していますので、多くの相場参加者が意識しているポイントを見抜いてポジションを持てました。
環境認識
筆者は毎日15時頃にダウ理論を軸とした環境認識を行なっていますが、10月2日15時の相場環境は以下の通り。画面下のコメントは分析をかけた時点のものです。
(クリックして画像拡大できますので、それぞれよくご確認ください。)
日足

綺麗な上昇トレンド。SMAは上から短期、中期、長期の強い上昇形だが、ローソク足は一旦上昇一服の流れ。
4時間足

直近の安値を切り下げており、10SMAと25SMAもデッドクロス。このまま高値も切り下げたら下目線。下値にはラウンドナンバー110.00円と75SMAが控えているが、下げ止まらなければ次の水平線109.24円を目指す動きになる可能性が高い。
1時間足

4時間足同様、安値を更新し下目線に移りつつある状態。日足水平線110.35円が現在レジスタンスで機能しており、上抜けられなければ下降トレンドになる。
それぞれのチャートから読み取れる相場状況を総合して、筆者は今回のトレード戦略を以下のように考えました。

日足はまだ上目線だが、日足の押し目候補手前までは下落する可能性が高そう。4時間足、1時間足が高値切り下げを確認出来たら下目線で固定されるのでショートするチャンス!
(参考)10月2日15時 為替市場テクニカル分析
エントリー〜決済までのシナリオを立てる
さて、次は具体的なトレードの仕掛け方について。考えるべき事は以下の4つ。
- いつどこでエントリーするか(←今回テーマ)
- 逆指値と指値をどこに設定するか
- このトレードで取れる利益はリスクに見合っているか
- 時間帯と指標発表予定の確認
いつどこでエントリーするか
安全に仕掛けるためには上位足の目線が下で固定されるのを確認したいので、まずは1時間足で高値が作られるのを待つ事にします。
以下画像は、環境認識後の1時間足チャートです。
(分かりやすいように先行きは隠しています。)

日足足水平線110.35円がレジサポ転換し、高値切り下げの形を作りました。
このお陰でさらに下値更新の可能性が高まったのですが、新たな懸念として、今度は直近安値110.00円を更新できず、再び上昇してしまいました。
レンジの形になってしまったので、この下値で引いた水平線をブレイクするまでは、再び様子見です。
1回目の仕掛け
そしてさらにローソク足を進めます。今度は1時間足と15分足それぞれのチャート画面です。
水平線を15分ローソク足が下抜け確定しました。ここで一度売りを仕掛けます。
エントリータイミングは5分足で測ります。

波の高値からフィボナッチリトレースメントを当て、23.6%で陰線に切り替わったのを根拠にエントリー。しかし下へ伸びて行かず、5分足の高値を更新してしまったので損切りしました。
その後しばらく5分足で揉み合いに突入しましたが、上位足ではまだ下落のシナリオは否定されていないので、揉み合いが離れたタイミングでもう一度ショートを狙います。
2回目の仕掛け
以下チャート画面をご確認ください。
1時間ローソク足が水平線を実体で下抜けし、下位足も安値を更新したので再度エントリー。その後今度はしっかり落ちていきました。
110.00円という価格は大衆に意識されていたけれど、タイミングは15分足ではなく1時間足だった、という事ですね。
補足ですが、本来であれば1時間足で引いた水平線での仕掛けタイミングは、1時間ローソク足が実体で下抜けした時が基本になります。
1回目の仕掛けのように、1時間足水平線のブレイクを15分ローソク足で判断するのは若干タイミングが早いため、リスクがあるという事です。
逆指値と指値をどこに設定するか
私の場合15分足基準のトレードを基本としているので、直近波の高値上側の110.085円に逆指値を置きました。
利確設定は、過去のチャート的に109.24円〜109.40円辺りが4時間足レベルで意識されていたため、余裕を持って109.43円に一旦指値を置いています。
このトレードで取れる利益はリスクに見合っているか
今回のトレードは、指値に到達した時の利益は50.5pips、逆指値に到達した時の損失は15.0pipsなので、リスクリワード比率はざっくり3:1でした。
私のトレードでは利益:損失=2:1以上を原則としているので、悪くない価格でポジションを持てました。
リスクリワード比率を常に有利にしておけば、例えトレードの勝率が50%でも、勝ち負けを繰り返していくうちに着実に利益を積み上げていく事ができます。エントリー直前に利確と損切りの比率を意識しておくのは非常に重要ですね。
時間帯と指標発表予定の確認
基本的には相場参加者の少ない時間帯や、エントリー直前に重要な指標発表がある時は仕掛けを控えた方が良いと思います。(この日は23時に米国でISM製造業景況指数(重要度★★★)の発表が控えていましたが、よほど下振れない限り加ドルはそこまで影響ないだろうと判断しポジションを持っていました。)
(参考)DMM FX 経済指標カレンダー
各証券会社ごとに経済指標カレンダーの掲載があるかと思いますので、トレード前に必ず確認するようにしましょう。私はDMM FX様のカレンダーを活用していますが、情報量が適切で良く纏まっているため、おすすめです。

自身の立てた計画の通りに実行する
一度ポジションを持ったら自身のトレード根拠が崩れない限りは戦略を変えてはいけない事は前回記事で書いた通りですが、普段15分足基準でトレードしている筆者としては、今回は1日を跨いだ仕掛けとなり若干メンタル面の負荷が掛かっていました。
今回の場合、指値を109.430円で入れていたのに109.488円で成行決済してしまったので、最後の最後に少しトレードがぶれてしまったなあと反省してます。
メンタルを維持するコツは、自分の感情や行動を理性で押さえようとするのではなく、客観的に今自分がどんな気持ちでいるかを注意深く観察する事だと思います。
「何が起きてもポジションを手放してはいけない!!」と力んで考えるのではなく、「自分は今いつも以上に長い時間ポジションを持ってるから不安を感じているなあ・・。」という風に自身を眺めている感じです。
思考を変えていくのって結構練習が必要で大変なんですけどね。
あとがき
以上、実際のFXトレードを例とした解説でした。
環境認識とリスクリワード管理がしっかりと出来ていたら、1度損切りが掛かっても上位足の目線が崩れない限りは同じ方向でチャレンジすると、案外うまくいったりします。
そして、自身のエントリータイミングが上位足を基準にトレードしている人とピッタリ合うかは、はっきり言って運に掛かっていると私は思ってます。
極論トレードは期待値の高い方に賭けるゲームなので、タイミングが合わず不幸な損切りをしてしまってもめげずに行きたいですね。
P.S.
為替市場の環境分析はいつも記事を書いた後にTwitterで報告しているので、良かったらフォローをお願いします。
それではまた、別の記事で。








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